AI配車の導入により、手作業で行われていた配車管理のDXを実現。職員の負担軽減と人員配置を適正化
オンデマンド交通
茨城県行方市

自治体名茨城県行方市
導入時期2023年8月
地域の課題
- 地域公共交通の利用低迷による財政負担の増加および交通弱者対策
- 電話受付オペレーターの負担増加と将来的な人員不足の懸念
茨城県行方市との取り組みについて
パブリックテクノロジーズは2023年10月より、茨城県行方市での乗合タクシー事業の運営全体を受託しています。この乗合タクシーは平均で1日60〜70人の利用者があり、高い需要を踏まえ、増便の検討と配車管理のデジタル化を進めました。
2022年9月から導入されたスマホアプリ「パブテク」を活用することで、電話での受付予約に加えて、アプリ上での配車予約が可能になりました。また、AIを活用した配車システムの導入により、手作業で行われていた配車管理のDX化を実現し、職員の負担軽減と人員配置の適正化にも寄与しています。
乗合タクシー「行方ふれあい号」について
「行方ふれあい号」は、利用者の自宅や目的地までのドアツードアでの送迎を実現するオンデマンド型の乗合タクシーです。AIを活用した配車システムにより、効率的なルート計算を行うことで、複数の利用者の移動を最適化し、運行コストの削減と環境負荷軽減にも貢献しています。
また、財政負担の大きい公共交通事業の改善を目的に導入されており、DX化とサービス効率化を実現。導入後は人口の10%にあたる住民が継続的に利用しており、10代から80代まで幅広い世代に支持されています。
まちの便利サービス、オールインワン「パブテク」との連携
「行方ふれあい号」は、スーパーアプリ「パブテク」との連携により、住民サービスの向上と行政業務の効率化を同時に実現しています。アプリを通じて、配車予約はもちろんのこと、地域ポイントの利用や人流データの収集・分析も可能になり、住民の移動データを基にした施策立案が行われています。
単なる交通手段の提供にとどまらず、日常生活の利便性向上と行政コストの大幅な削減を同時に達成する取り組みが進んでいます。
乗合タクシー「行方ふれあい号」の運行概要
運行時間月曜日〜金曜日、土曜日
(日曜・祝日、年末年始は運休)
8:00から17:00まで
予約時間月曜日から金曜日までの午前8時から午後4時まで
運行区域行方市全域をドア・ツー・ドアで運行
対象者行方市に在住の方、行方市に通勤または通学している方で、事前に利用者登録のある方
予約方法アプリ「パブテク」及びコールセンターから予約ができます。
予約が集中し、電話がつながりにくい場合は、時間を空けておかけ直しいただくか、アプリにてご予約ください。(アプリ: 24時間受付 電話: 8:00~16:00)







