北海道十勝管内士幌町とAIデマンド交通を見据えた交通空白解消プロジェクトを開始
町内移動需要調査から関係者協議、実証運行までをワンストップで伴走支援

地方自治体向けスーパーアプリ「パブテク」やAIを活用した行政支援ツール「パブテクAI行政」を開発・運営する株式会社パブリックテクノロジーズ(本社:東京都中央区、代表取締役社長 CEO:青木大和、以下「当社」)は、北海道十勝管内士幌町と連携し、交通空白解消を目的とする「士幌町地域交通のリ・デザイン 誰もが安心して住み続けるために~交通編~」を開始します。
本事業では、運転免許返納の広がりや冬季の移動困難といった地域の交通課題に対し、現状把握調査(町民アンケート・乗降分析・事業者ヒアリング)から関係者の合意形成、AIデマンド交通の実証計画立案・運行支援までをワンストップで提供します。令和7年度は調査・協力体制の構築と並行して、AIデマンド交通の車両購入に向けたクラウドファンディングを実施。令和8年度には実証運行を予定し、成果に基づく最適な運行形態を検証。地域住民の声を反映した、安心で持続可能な交通サービスの実現を目指します。
クラウドファンディングの詳細はこちら

https://26p.jp/crowdfunding/projects/63
背景と課題
士幌町では、高齢化と運転免許返納の進展により、移動手段の空白が拡大しています。特に冬季は外出負担が大きく、町営バス(スクールバス)の効率的な運行が課題となっています。また、コミュニティバスは定時定路線での運行が中心であり、利用場面によっては十分な利便性が得られにくく、ドアツードアによる運行可能性も模索していました。
当社は、士幌町と連携し、これらの課題解決に向けて、令和7年度には定性的・定量的な需要把握と合意形成を支援し、最適なAIデマンド交通の運行形態を検討。令和8年度には実証運行を行い、成果に基づき導入可否や最適な運行形態を模索します。
本事業について
本事業では、町民へのアンケートやヒアリングを通じて地域住民の移動需要を調査すると同時に、町営バス(スクールバス)やコミュニティバス、移動支援制度の乗降記録を分析するなど、定性・定量の両側面から交通データを収集します。その上で、地域事業者とのインタビューや協議を重ね、運行形態に関する意見交換や合意形成を支援。士幌町・交通事業者・地域関係者と協働しながら、段階的に協議会の運営支援や実証運行の計画立案を進めていく予定です。
当社が調査から実証運行までをワンストップで支援できる体制を整えていることが、本事業の大きな特徴です。既成サービスを起点に運行形態を構築するのではなく、地域住民の移動需要の調査や地域事業者をはじめとする関係者との協議・調整を図ることで、効果的なソリューションを共に創りあげていきます。さらに、これまで当社が培ってきた公共交通に関する調査業務・人材育成事業・実証運行事業の知見を活用し、地域に根ざした持続可能な公共交通の形を探ります。
スケジュール
令和7年8月頃〜(2025年8月〜)
- AIデマンド交通の車両購入クラウドファンディングを実施
- 住民アンケート/事業者インタビュー等の調査・合意形成を並行して実施
令和8年7月頃〜(2026年7月〜)
- AIデマンド交通の実証運行(成果検証 → 導入可否・運行形態の判断)
クラウドファンディングについて

目的 | ふるさと納税型クラウドファンディングで目標額5,000,000円を募り、AIデマンド交通用車両の導入と配車システム整備を進め、士幌町全域で誰もが安心して移動できる仕組みを整えることを目指します。 |
期間 | 2025年8月12日〜2027年3月31日(予定) |
資金使途 | AIデマンド交通用車両の購入費など |
支援ページ |
士幌町の移動を、地域の皆さまと共につくる挑戦です。温かいご支援をお願いします。
今後の展望
士幌町の皆さまと共に、調査を起点に対話を重ね、自治体の皆様とともに持続可能な地域交通の実現を推進していくと同時に、引き続き自治体向けの伴走型コンサルティングやシステム提供により、日本各地の地域交通の課題を解決できるモデルを構築し、より良い地域社会の実現を目指します。
当社の取り組みにご関心をお持ちの自治体関係者の皆様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちら
info@pubtech.jp または https://www.public-technologies.com/contact